みなさん、こんにちは。皆さんは電動キックボードに乗ったことがありますか??
自転車と比較して、電動で走ってくれるので長距離でも疲れにくいメリットがあります。
今後、自転車とならんで、身近な移動手段として流通してくるのではないでしょうか。

キックボードって公道走っていいんでしたっけ??免許証やヘルメットはいらないんですか??

2022年3月に道路交通法の一部改正案されて、電動キックボードの運用が大きく規制緩和される予定なんだ。
今回、電動キックボードの規制緩和によって、公道で走るためにはどのような義務や罰則があるのかなど、今後の課題なども含め解説していきます。
電動キックボードの分類
原動機付自転車扱いになっていた電動キックボードは、2022年法律改正にともない最高速度によって2つに区分されてます。

✅最高速度20km/h以下であれば「特定小型原動機付自転車」
✅最高速度21km/h以上30km/h以下の場合は「原動機付自転車」になります。
※原動機付自転車では、方向指示器やブレーキランプなどが必要になります(努力義務)
両者ともに免許不要で、運転できる年齢は、原動機付自転車と同じ「16歳以上」と定めています。
原動機付自転車では罰則の対象になっている運転中のヘルメット着用は、特定小型原動機付自転車では努力義務なので、現状は着用しなくても違反には問われません。
電動キックボードの通行可能な道
キックボードが通行できるのは車道、普通自転車専用通行帯、自転車道の3つで、基本的には自転車と同じです。
車速を最高時速6km/hで制御できるキックボードであれば、補助標識で歩道走行可などとされている区間については、歩道を通行できるようになります。
ただし、自転車もすべての歩道を走行できるわけではないので、歩道走行の制限も自転車に準じたものに定義されます。
電動キックボードの努力義務
電動キックボードは、16歳以上の年齢制限があること、運転免許証の取得や自賠責保険への加入、ナンバープレートの取り付けは不要です。
原動機付自転車に該当する電動キックボードでは、ヘルメット着用していないと罰則対象になります。
現状では、電動自転車と同じくヘルメットを着用していなくても罰則をうけることはほとんどないですが、今後は罰則強化になると罰金の可能性はあります。
2024年夏までに施行される見込みなので、詳しくは道路交通省や警視庁に問い合わせてください。
電動キックボードでの問題点
電動キックボードの問題点について、いろいろと議論されています。
✅運転免許の取得が不要
運転免許を取得しないため、キックボードの操作方法や交通ルールを理解していおらず、交通ルールを守れないのは事故にあうリスクが高くなります。
✅運転免許がないどうやって取り締まるのか
運転免許をもっていないと、携帯義務がないため、年齢をどうやって確認するのか。
自動車の免許証のように点数を引くなどの処罰もできません。
どんなに悪質な運転をしても、免停がないため運転を止めさせることができません。
✅ライトなどの灯火器の設置義務がない
ライトなどの灯火器の設置義務が努力義務であるため、キックボードの運転者だけでなく、歩行者や自転車・自動車の運転手も事故に巻き込まれるリスクがあります。
✅電動のため静音で車や自転車が気付きにくい
電動キックボードは、電動が静音であるため、歩行者や自転車・自動車の運転手が気が付きにくく、事故になるリスクがあります。
✅ナンバープレートについて見解なし
ナンバープレートについて、現時点では国の見解はありません。
ナンバープレートがないと、キックボードの種類を判断できない可能性があります。
また、キックボードの種類がわからないと、ヘルメットの着用義務の判断や20km以下のキックボードタイプであるかわからない可能性があります。
✅自賠責保険への加入義務がない
自賠責保険への加入義務がないため、事故を起こした加害者の支払い能力がなく、被害者が泣き寝入りするリスクがあります。
✅駐輪場がない
折りたたみ型の電動キックボードはあるものの、15kg以上のものも多く、持ち運びには不向き。
キックボードを預けられる駐輪所がないので、まだまだ移動手段としては課題があります。
電動キックボードのまとめ
現状では、自動車でも自賠責保険の加入率は70%台なので、任意保険も入らずに自動車を運転するドライバーが30%もいます。
バイクに至っては40%前後の加入率とされてます。
事故に巻き込まれたら大変ですよね。
今後、電動自転車と電動キックボードの罰則も強化されていくでしょう。
交通反則通告制度(青切符)の対象で、悪質な違反行為を繰り返せば講習の受講を命令との流れになっていくようです。
個人的には、ヘルメットと自賠責保険は絶対的な義務にしてほしいです。
ヘルメットはキックボードとセットでないと購入できなくするとか、タイヤも小さく転倒しやすく、ブレーキも急には停まれないです。
今後、構造上の改良はもちろん、自賠責保険の加入も法整備していく必要があると思います。

電動キックボードなどの小型モビリティは、自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1人~2人乗り程度の車両をいいます。
電動キックボードは、免許を返納した高齢者の移動手段として期待されている部分もあるようです。
ただ、視力や判断力低下している免許返納するような高齢者が運転しても、現状の法律的にも不備が多く、道路環境の下地が整っていない状態では事故のリスクが高いです。
皆さんも、事故に巻き込まれないように注意してください。
保険に加入するのも自己防衛として必要になるかもしれません。
電動キックボードは、うまく活用できれば非常に便利な乗り物ですが、事故にあって私の病院に搬送されないことを祈っています💦
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ひろくま(HIROKUMA)
コメント