20代半ばの病棟看護師が厚条件で転職するために、人材紹介会社の利用方法の手引きや秘訣について紹介します。
🌟私自身のプロフィールについて
✅看護師歴10数年、二次・三次救急病院などで勤務
✅今まで複数回の転職した際に、複数の転職サイトを利用
✅年収600万以上、年間休日120日以上の厚待遇で3回以上就職
✅自身でも、200以上の病院・施設の募集要項やホームページなどを自己チェック
初めての場合、どのサイトを利用していいかと迷いますよね。
私自身もそうでした。
誰でも、知らない人に相談をしたり、大事な転職を任せて大丈夫なのかと心配になるのは当然です。

でも大丈夫!!人材紹介会社を利用するうえでの手引きや秘訣をお伝えします。転職活動で成功する確率が格段に高まります。
人材紹介会社の仕組み
まず第一に、人材紹介会社の仕組みについて理解しよう。
✅1人の担当者が複数の利用者を担当している
✅担当者にも、各々での努力目標がある能率給である
✅担当者で経験年数は異なり、得意・苦手な地域もある
✅人材紹介会社は慈善事業やボランティアではなく営利団体である
✅人材紹介会社によって、展開する地域や規模に違いがある
担当者は「利用者の将来のために、円滑に希望条件に沿った求人を紹介・契約」することを第一にしてます。
紹介先の長所を述べつつ、利用者の不安を過度に増幅させないように、積極的には紹介先の短所を触れないことも多いです。
ただ受動的に人材紹介会社を利用するのはもったいないです。
その場の空気や流れで入職して、後から後悔することになりかねません。
事前に準備や対策しましょう。
人材紹介会社を利用する際の手引きと秘訣
複数の人材紹介会社に登録。担当者と相性次第で変更を依頼
複数の人材紹介会社に登録後、当日~翌日には担当者(エージェント)から連絡がきます。
現在の勤務状況や希望条件などについてやり取り(ヒアリング)します。
紹介会社の担当者は、同じ質問やヒアリングされていても、必ず社風(カラー)や性格がでます。
また、私の経験上、ほとんど同じ病院を勧められたことはありません。
人材紹介会社によって、強みや懇意にしている病院が異なるよい証拠で、
複数の紹介会社に登録するのは大きな利点です。
担当者に、過度に隠したり気兼ねする必要はありません。
私は、担当者から複数の紹介会社に登録した方がよいと勧められた経験もあります。
複数の人材紹介会社に登録しましょう。
担当者との相性が合わない場合の対処法
担当者にも、カラーや経験年数には大差があります。
どんなに優れた紹介会社でも、担当者の性格・能力・年齢・経験値・価値観などによって非常に大きな差がでます。
また、互いに人間相手なので相性もあります。
自分の転職活動のペースや考えに合わない担当者だと、就職活動に支障が出たり、入職先との事前交渉でも必ずしもプラスにはなりません。
自分と相性が良い担当者だと、就職活動がスムーズに進められます。
相性が合わない場合に、安直に人材紹介会社を変更するのはもったいないです。
電話で紹介会社に相談しにくい場合は、問い合わせフォーラムから依頼するのがスマートで簡便です。
求人条件について絶対条件と妥協点を明確化する
病院の求人条件で希望することには、ざっと挙げても以下の項目があります。
✅年収〇〇〇万以上
✅年間休日〇〇〇日以上
✅残業時間がない(少ない)
✅残業代がきちんと支給される
✅有給消化〇〇%以上消化
✅安くきれいな職員寮がある
✅駅から近くて都心にも近い
✅希望の診療科がある
✅託児所利用が充実している
✅育児休暇を充分に取得できる
✅満足できる昇給額や賞与額
✅退職手当が充実している
✅手当などの福利厚生が充実している
✅看護師の質やスキルが高い
実際には全ての項目を満たす病院や施設は存在しません。
自分が譲れない点、妥協できる点を知っておくと、担当者の情報提供や面接での雰囲気に流されることなく、転職活動を有利にすすめられます。
そこは、看護師が得意とする優先順位を活用しましょう。
🌟優先順位の高いものを順番に並べて、何番までは絶対条件で、何番以降は妥協できる条件なのかを把握していることで、転職活動を優位に進めよう。
自分のペースで納得できるまで人材紹介会社を利用する
転職サイトや担当者によっては、良かれと思って電話や連絡が頻回になったり、施設見学や面接を急かすことがあります。
私自身、無料で支援してもらってるとの気兼ねから、遠慮していた時期もありましたが、
今では担当者にしっかり活動ペースや希望条件を伝えるようにしてます。
担当者にとっても、要望をしっかり伝えてもらった方が調整しやすいのです。
内定後に辞退することも、節度があれば全く問題ありません。
車やテレビなど、購入予定を取りやめることはあるはずです。
まして、自分の人生は過去に戻れません。
自分が満足するまで人材紹介会社を利用しましょう。
誠意があれば、担当者もきっと最後までフォローしてくれるはずです。
人材紹介会社の紹介手数料について
人材紹介会社は、看護師が病院や施設と労働契約を結んだ見込みの年収と、その後の労働期間に応じて、施設や病院から紹介手数料を得ています。
私たちが人材紹介会社経由で就職すると、看護師の見込み年収の20~30%の報酬を得ています。
ウィンウィンな精神で、リラックスして転職サイトを利用しましょう。
紹介された病院のホームページを必ず閲覧する(特に看護部)
紹介された病院のホームページを確認せずに転職することは避けましょう。
人材紹介会社ごとに募集要項が異なることが多々あります。
旧情報や新情報なども混在しているため、病院のホームページの募集要項を確認しましょう。
病院の特徴や看護部の理念なども確認できるので、面接対策で必ず役立ちます。
看護師のホームページが無い場合について
看護部のホームページがない病院はなるべく避けた方がよいです。
わたしの経験上、これは私のなかで鉄板と思っています。
皆さんは商品を買うのに、商品の紹介や説明がない品物を買おうと思いますか?
私なら、ホームページで看護部の理念や看護観を知ってもらうために必ず記載します。
看護部の入口やメニューが無ければ、誰にもアピールできませんから。
求人募集しているのに、その部署の記事がないのはおかしな話です。
当たり前のことのように感じるかもしれませんが、人材紹介会社は多くのサポートをしてくれるため、病院のホームページや内情などを確認せずに転職する方は意外と多いのです。
看護師の口コミサイトで病院の内情をチェックする
実際に働いた看護師が病院情報を掲載したサイト(ナスコミ・medico・ナース専科)など、複数あります。
人材紹介会社からも応募先の求人情報を得られますが、その以上の情報を得られます。
実際、担当者の知らない情報も多くあり、自身の面接対策や病院の内情を知るのに役立ちました。
いったん就職すると、その後に退職するのは勇気や根気のいる作業です。
精神的なダメージを受けたり、今後のキャリアにも響きます。
事前に情報収集して回避できるものは予防や回避しましょう。
好条件の病院・施設はスポット狙いか、春先から早めの対策が必要
人気の病院は、春先から募集を始め、早ければ7~8月には募集を完了します。
評判や人気の高い病院ほど、早い段階で優秀かつ募集したい人材を充足できています。
また、評判や人気の高い病院でも、産休や家族の事情での退職などで急遽人員が不足した場合に、スポットで臨時募集することがあります。
お目当ての病院・施設があれば、常にアンテナを張っておくことが重要です。
早めに余裕をもって人材紹介会社に登録しておくとよいでしょう。

通年募集している病院について
常時で通年の募集の出ている病院は、私の経験上、避けた方が良い病院です。
常に人手不足である可能性があるからです。
時々募集要項をチェックしていれば、通年で募集している病院はすぐに見分けがつきます。
まとめ

人材紹介会社を利用した転職活動で厚条件を得るには、
自身での転職活動で重要視する点の振り返りや、自身で確認するべきことも多く、
人材紹介会社の担当者だけに一任するだけでは成功するとは限りません。
自らも積極的に自己主張しながら、看護師の口コミサイトや病院のホームページなどを確認し、情報収集を行っていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ひろくま(HIROKUMA)
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