皆さん、こんにちは。
1年目は出勤するのもつらいし、出勤日の前夜になると、ゆううつな気分になりますよね??

わたしは、新人時代に出勤前日の夜になると、食欲や元気がなくなってました。病院が見えてくると、お腹が痛くなってました。

自分もだよ。病院に着くまでの間、大地震が起こって病院が崩れるとか、道路に亀裂が入って出勤できないとかにならないかなとか、いつも考えていたよ(笑)
この記事を通して得られること
✅1年目を乗り切るための精神的な心構えを理解できる
✅1年目の人間関係を構築するポイントを理解することができる
✅仕事にいくストレスを軽減できる
新人を取り巻く人間関係の構築
日頃の看護では、「何をするか(どんな業務内容をするか)」はもちろん大事です。
一方で、「何をするか」より「誰と仕事をするか」の方が重要と考えている看護師の方が多いです。
特に、業務を一人立ちしている中堅クラスになれば、残業覚悟や休憩を削るつもりがあれば、大抵の業務は単独でこなすことができるようになります。
急変時や重症度・優先度の高い複数の業務が重なった場合は別として。

頼むと嫌な顔されたり、嫌いだから頼みたくないから、あの人に頼むぐらいだったら一人でやるからいいです。
日頃、わたしは上記の言葉を耳にします。
看護師も人間相手ですから当然ですよね。
つまり、1年目の職場を乗り切るために、知識や技術よりも、いかに職場の人達との信頼関係を構築していくかを、何より重要視して欲しいです。
信頼関係を構築するために重要なことは以下の7つです。
①積極的に挨拶をする
②指導してもらったら必ずお礼を述べる
③メモを取る姿勢を持つ
④苦手な人とサポートしてくれる・相性の良い仲間を把握する
⑤師長や主任・副師長を味方につける
⑥プリセプターを慕う態度を出す
⑦職場のお局(影の権力者)を把握する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①積極的に挨拶をする
中途入職でもそうですが、職場で嫌われたり浮いたりする人は、挨拶のできない人が多い印象です。
「緊張している」「挨拶をする余裕がない」「挨拶しても相手に無視される」「挨拶しても相手の感じが悪い」などの理由で、挨拶できない新人もいるかもしれません。
ただ、社会人のマナーとして、挨拶をするのは当たり前のことです。
先輩で挨拶をしない人は確かにいますが、挨拶をしない先輩で慕われている先輩はいないし、むしろ嫌われている場合が多いです。
挨拶をされて返事するのは当然として、こちら側から積極的に挨拶することが肝心です。
もちろん、挨拶をしない先輩に挨拶をするのはつらい作業です。
軽く会釈をしながら、目線を合わせずに挨拶するだけでも充分です。
かならず実践しましょう。
②指導してもらったら必ずお礼を述べる
先輩に指導されたときに「ありがとうございます」とお礼を言えてますか??
たとえ感じが悪い先輩に教わったり、見当違いなアドバイスや意見だと感じても、その場では必ずお礼を述べましょう。
マナーのできていない人は、指導してもらってもお礼を述べていないことも多いです。
親しい間柄や、ささいなことでも、お礼を言われたら嬉しくない人はいませんよ。
③メモを取る姿勢を持つ
中途入職でも多いのですが、指導を受けているときにメモを取らない人がいます。
これはナンセンスで指導者に失礼な態度と言えます。
先輩からは「何度でも聞いてね」「別にメモは取らなくていいよ?」と言われますが、あくまで建前の話です。
メモを取るのは後にしてほしい場合は別ですが、メモを取るのは社会人として、どの職業でも当たり前のことです。
何度も同じことを教わるにしても、メモを取っていれば分かるようなことを何度も質問するのは、教える方の時間を浪費させているという気持ちを持ちましょう。
たいていの先輩は、自分たちの仕事を抱えながらも、新人を優先して指導してくれているので。
④苦手な人とサポートしてくれる・相性の良い仲間を把握する
職場で、かならず苦手で相性の合わない人はいます。
逆に相性の良い人や、サポートしてれる人もいます。
同期がいる場合には、できるだけ同期とも仲良くしましょう。
同期それぞれが相性のあう人と仲間になれば、味方は倍になり大きな力になりますよ。
同期同士で仲たがいすると、プリセプター同士もギクシャクする場合があるので。
逆に、苦手な人とは適度な距離感を取りましょう。
冷たくされても、無理して話しかける必要はありません。
⑤師長や副師長・主任を味方につける
職場の師長や副師長などの管理職とは、味方につけておくと良いでしょう。
何かをするにしても、プリセプター経由でも良いので、管理職の同意を得ているとうまくいきます。
まずは、提出物の期限を守る、挨拶をする、笑顔で接する、研修を積極的に受けるなどで充分ですよ。
⑥プリセプターを慕う態度を出す
プリセプターと相性の合わない場合もなかにはあります。
ただ、たいていのプリセプターは一生懸命に指導しようとがんばってくれています。
プリセプターから嫌われると、お互いに不幸で働きにくくなります。
慕っている態度を出したり、食事を誘う、旅行に行ったときに軽くお土産を持参するなどすると、きっと喜んでくれるでしょう。
⑦職場の影の権力者を把握する
職場で、管理職は数年ごとに院内異動することが多く、お局は何十年と同じ部署で働いているため、管理職と同等の権力を持っていることがあります。
お局の存在を把握しておくことで、なるべく嫌われたりターゲットにならないように、適度な距離感を保つようにしましょう。
お局のタイプによっては、新人に対して洗礼でいじめのターゲットにしてくる場合もあります。
毎年、新人や中途が入職するとターゲットになるため、2年目からは解放されることが多いです。
過度に反応して消耗せず、同期や相性の合う先輩と仲良くしましょう。
お局は、反応すると余計に逆反応します。
反応が薄かったり、ターゲットの話題にとぼしいと、飽きてターゲットが変更されることが多いです。
お局と仲良くする方法もあるのですが、1年目では難しいことも多いので、無理して実行することはないです。
まとめ

1年目の看護師は、理想と現実とのギャップや、社会人としてのマナーや言葉遣いの習得、知識や技術不足、患者や医師との人間関係など、さまざまな悩みや課題を乗り越えなければなりません。

でも1年目からすべてできるわけないから大丈夫だよ。患者や医師とトラブルになれば先輩や上司がサポートや交代するしね。それに、自分も1年目に言われた心に残った言葉は「1年目から完璧にやられたら、自分たちの立場がなくなっちゃうよ」です。
それに、看護歴が数十年あっても、自分に100%の自信をもって働いている人はほんの一部です。
みんな不安や心配な気持ちがあるから、お互いに協力したり、声掛けや確認し合って、インシデントやアクシデントを予防しているのです。
だから、1年目を乗り切るためには、人間関係を円滑にするための信頼関係を築くことが大切です。
人間関係を構築できれば、技術や知識が不足していようと、患者や医師とトラブルになっても、かならずサポートしてもらって乗り切ることができます。
もちろん、仲間と遊んだり、買い物や旅行などして、気分転換したり息抜きして、つらい現状を発散することも大切なことだよ。
1年目に「あなたが担当したら患者死ぬから。やる気ないんだったら辞めてもらえる?」と、人工呼吸器を装着した患者や家族の前で言われたことは一生忘れません。
そんなわたしでも、今では立派に二次・三次救急病院で勤務できているのです。
それは、いつも影ながら、先輩や仲間がサポートしてくれていたからです。
ちなみに、わたしのミスで患者がステったケースはありませんよ💦💦💦
この記事が、1年目の皆さんの少しでも助力になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ひろくま(HIROKUMA)
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