救急車は揺れないって本当か??救急車に乗車した感想や救急車の仕組みを解説

看護役立ち情報

こんにちは。皆さんは救急車に乗ったことはありますか??

もも
もも

救急車って、患者を揺らさないように速度を調整しながら慎重に走ってるって、マンガやドラマでよく聞きますよね。実際はどうなんだろう??

ひろくま
ひろくま

自分は職業柄、救急車に何度も乗ったことがあるよ。乗った時の感想や救急車の仕組みなどについて説明していくね。

救急車の揺れについて

救急車は頭部外傷や脳卒中、骨折、嘔吐患者など揺れることでの患者状態の悪化を予防するためにできる限り揺らさないように走行するって聞いたことがありませんか??

実際に乗ってみた感想は、、

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めちゃくちゃ揺れます(笑)!!!!

はっきり言って車酔いするレベルでした。

救急隊の運転手は、揺れないように努力しているだけで、揺れない事とはまったく別物でした。

なかには、患者や同乗スタッフでも嘔気嘔吐することもあるそうです。

救急車の仕組みと揺れる理由

日本の救急車は、主にハイエースで、他にキャラバンがベース車両となっています。

わたしのなかでも、救急車はトヨタのイメージが強いです。

多くの荷物を搭載できる仕組みが土台にあって、患者を搬送する台座があるスペースの乗用車となると、上記の2種類が適しているとされます。

どちらも乗員の乗り心地は重視されてません。

乗り心地を重視すると、車の土台の部分を柔らかくする必要があり、耐久性に問題が出てきます。

また、タイヤや台座なども、クッション性のある素材に変更する必要があります。

救急車1台ごとに、そこまでお金をかけられない経済的な理由もあると思われます。

もっと大型のバスだと、救急車で駆け付けた際に、狭い路地に入ったり、停車するスペースがないなどの問題があり、今の救急車のサイズが最も適していると考えられています。

救急車の速度制限と救急隊員

救急車の速度制限は、道路交通法にて一般道で時速80km高速道路では100kmと決められています。

ゆっくり走行する分には制限速度は設定されていません。

時々、救急車の走行速度が遅く、後走行車にあおり運転されて、ニュースやネットなどで問題化されていてとても残念な気持ちになります。

救急車の乗組員は救急隊員です。

救急隊員は、標準救急課程資格者救急救命士の2種類で、乗組員や運転手全員が救急救命士の資格を持つわけではありません。

救急車の揺れと酔いやすい理由

救急車の揺れる理由は主に4つあります。

①救急車の車体の問題

先ほど述べた通り、車体の構造上揺れやすいため、酔いやすい環境です。

②救急車は徐行や加速などを繰り返す

サイレンを鳴らしながら走行するとは言え、赤信号に進入する際は、他の乗用車や歩行者・自転車等との衝突を回避するため徐行します。

その後は、再び加速するため揺れやすく酔いやすいです。

③横向きで後方に座るため、進行方向が直視しにくい

前向きに座ることになれていること、進行方向を確認するには、首を横に向けて確認する必要があるため酔いやすいです。

また、助手席ではなく、一番後方に座るため、遠心力が一番かかり酔いやすい面もあります。

④救急車前方以外の窓はカーテンで遮断されている

プライバシーの関係上、救急車の前方以外はカーテンやテープで覆われており、進行方向を確認できないため、酔いやすいです。

車で酔いやすい人でも、運転手だと酔わないのは、進行方向を事前に脳内で察知できるからです。

カーテンで視界を遮られていると、方向感覚を察知しずらくなり、どうしても酔いやすいのです。

救急車で酔わないための対策

救急車で酔わないための対策はあるのでしょうか。

できる限り、首を運転手側に向けて、外の景色を見るようにする。

飴(アメ)をなめる

制吐剤や胃薬を内服する

嘔気予防のツボ(内関)を押す(内関にリストバンドを装着する看護師もいるそうです)

冷たい飲料水を摂取する

どれが効果的なのかは、人それぞれですが、わたしにはすべて一定の効果がありました。

ぜひいろいろと試してみてくださいね。

救急車の運転資格とまとめ

救急車は大きそうにみえて、ハイエースやキャラバンの改造なので、普通免許証があれば運転自体はできます

3人1組で行動しています。

ただし、救急車に搭載された機械器具の取り扱いや、管内の道路事情、消防水利などの理解、所定の研修を受け、機関員の資格を取得する必要があります。

そのうえで、所属長の許可を得て消防車両の緊急走行できるようになります。

通常、4年程度は必要とされており、運転や救急車の機材器具のスペシャリストです。

いつもお世話になっていますが、救急隊からの質問事項が転院先の看護師よりも多いので、救急隊からの申し送りの方がある意味で緊張します(笑)。

コロナ禍のなか、自宅や病院、施設など救急隊の方々はフル活躍しているので、皆さんもぜひ温かい気持ちで接してあげてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

                          ひろくま(HIROKUMA)

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