こんにちは。
皆さんは、看護師の転職活動で人材紹介会社を使用していますか??

わたし自身も、今まで複数の人材紹介会社(転職サイト)を複数回利用してきました。
また、自身でも200以上の病院や施設の求人情報やホームページなどを、自分でリサーチし、自己応募もしてきました。
その経験から、看護師が人材紹介会社を利用して応募した方がよいケースと、応募しない方がよいケースについて、把握できるようになりました。
この記事を通してわかること
✅転職活動で人材紹介会社(転職サイト)で応募するメリットとデメリット
✅転職活動で直接応募した方がよいケース
✅転職時に人材紹介会社を利用する上の心構え
実際に、看護師の人材紹介会社(転職サイト)について考えていきましょう。
看護師の転職活動と人材紹介会社の利用
看護師が転職活動する際、人材紹介会社の利用率は約75%と言われています。
看護師の4人中3人が人材紹介会社を利用していることになります。
わたし自身も、今まで複数回複数の人材紹介会社を使用して、非常に貴重な経験になりました。
転職活動する場合には、人材紹介会社を利用するメリットは非常に大きいです。
人材紹介会社を利用するメリット
人材紹介会社を使用する代表的なメリットは以下が挙げられます。
✅利用者の希望に沿った求人条件を、無料でリサーチし紹介
✅求人先の内部情報の提供や、条件面での事前交渉の実施
✅履歴書の添削や模擬面接の実施、面接でのアドバイス
✅申し込みが簡便で24時間対応可能な会社もある
✅非公開の求人を得られる可能性
それぞれについて詳しく解説していきます。
利用者の希望に沿った求人条件を、無料でリサーチし紹介
人材紹介会社に登録すると、担当者(エージェント)から、当日~翌日に連絡がきます。
利用者とのヒアリング(事前調査)で、希望の求人条件に沿った求人先を、無料で何社も紹介してもらうことができます。
利用回数も制限はなく、何度も無料で利用できるのはありがたいことです。
求人先の内部情報の提供や、条件面での事前交渉の実施
利用者が、直接求人先に聞きにくい病院や施設の内部情報を提供してくれたり、給与や希望の診療科などの条件面について、事前交渉を行ってくれます。
看護師の見込み年収の20~30%を得られるため、求人先との給与交渉に積極的です。
自身で給与交渉するのが苦手な方にとっても助かる話なので、担当者に希望の年収について、しっかりと自己主張しましょう。
履歴書の添削や模擬面接の実施、面接でのアドバイス
看護師は、一般職と違い多くの病院で採用されやすいため、履歴書や面接対策については疎いところがあります。

ただ、人気のある求人先では、2~3倍の求人倍率になることも珍しくありません。
その場合、履歴書や面接の事前対策は必須のため、履歴書の添削や模擬面接でアドバイスを得られるのは貴重です。
自身の自信や能力アップにもつながり、前向きに面接にのぞむことができます。
申し込みが簡便で24時間対応可能な会社もある
看護師の人材紹介会社では、申し込みも10分程度で済みます。
登録後、24時間無料電話で相談に乗ってくれる会社もあり頼もしいです。
今はコロナ禍であり、WEBで模擬面接や相談にのってもらうことも可能です。
人材紹介会社も何十社もあり、それぞれ特徴があります。
ぜひ以下を参考にしてみてください。
非公開の求人を得られる可能性
人材紹介会社は、それぞれ非公開の条件を一部持っているため、条件面などの折り合いがついて、非公開の求人を得られる可能性があります。
人材紹介会社を利用するデメリット
人材紹介会社を利用する代表的なデメリットは以下が挙げられます。
✅自身の希望する求人条件と異なる求人先を紹介される可能性がある
✅電話やラインでの勧誘が頻回にある場合がある
✅倍率の高い求人では、直接応募に対し不利になる
✅担当者との相性が合わない可能性がある
✅その場の流れや雰囲気で入職してしまう場合がある
それぞれについて解説していきますね。
自身の希望する求人条件と異なる求人先を紹介される可能性がある
大手の人材紹介会社でもまれにあることですが、自身の希望する求人条件と異なる求人先を紹介されることもあります。
お互いに人間相手なので、穏便で大目にみてほしいです。
その場合には、例え面接後に内定をもらった段階でも、勇気を持って辞退しましょう。
一度入職すると、退職するのはそれ以上に勇気や労力を要します。
何度でも無料で利用できるので、納得できる病院や施設に入職しましょう。
思いやりの気持ちがあれば、きっと担当者も最後までフォローしてくれるでしょう。
電話やラインでの勧誘が頻回にある場合がある
大手の人材紹介会社でも、担当者の性格や求人先との兼ね合いなどから、電話やラインなどで勧誘が頻回になる場合があります。
大抵は、こちらが自己主張しないことで、相手のペースで連絡が来るために起こります。
その場合、担当者に「○○日まで考えさせてください」「○○日まで検討してみたいです」と伝え、電話やラインの頻度を調整してもらいましょう。
それでも改善されない場合、お問い合わせフォーラムで担当者を変更依頼しましょう。
すぐに紹介会社を変更するのは、もったいないと考えます。
倍率の高い求人では、直接応募に対し不利になる
人気のある求人倍率の高い病院や施設では、確実に直接応募に対して不利になります。
わたし自身「複数の人材紹介会社で募集が終了した」と言われた場合でも、直接応募は締め切られていませんでした。
その後、直接応募で内定を頂いたものの、家庭の諸事情で辞退しました。
それでも、数ヶ月間辞退するかの態度を保留しても良いと、看護部長に言ってもらえたのは、非常にありがたい話でした。
また、わたしが知る複数の人気がある病院では、人材紹介会社を利用しておらず、直接応募のみ応募可です。
同僚の話でも「人材紹介会社の紹介でなければ採用した」と言われたケースもあります。
求人倍率が高ければ、わざわざ高額な紹介料を支払わなくても、募集人数を充足することができるので、人材紹介会社を用いる必要性がないのです。
それに、ホワイト病院では離職率が低く、出産後の復職率や勤続年数も高いため、スポット募集以外はほとんど出回りません。
担当者との相性が合わない可能性がある
担当者との相性が合わない場合は、直接電話するのも気兼ねするため、お問い合わせフォーラムで担当者の変更を依頼しましょう。
お互いに不幸なだけですから、早めに依頼すると良いです。
その場の流れや雰囲気で入職してしまう場合がある
同僚でよく聞くのが、その場の流れや雰囲気で入職して失敗した話です。
自身の重視する求人条件に優先順位をつけ、妥協点の線引きをしっかりと行い、及第点のラインに満たない場合には、しっかりと断りましょう。
病院や施設にとっても、紹介料に見合った働きを求めているため、迷っている段階であれば断る方が良心的と言えます。
就職活動も、ある意味で恋人さがしと同じと言えます。
恋人と友人間に線引きがあるのと一緒です。
恋人以上になれないラインの場合には、皆さん告白されても断りますよね(笑)
入職後に短期間で退職すると、人材紹介会社の印象や評判に影響を与えたり、自身の看護師キャリアにもひびくので、じっくりと吟味して選択しましょう。
人材紹介会社を利用する上の心構え
人材紹介会社を利用するメリットとデメリットについて述べてきました。
両者を踏まえて、人材紹介会社を利用する際の心構えについては以下が求められます。
✅人材紹介会社(転職サイト)を複数利用する
✅紹介された求人先のホームページや募集要項を必ず確認する
✅人気のある求人先は直接応募の方が有利(募集してないことも多い)
✅自身でも求人情報をある程度検索してみる
✅病院の口コミや評価を閲覧する
以上については、下の記事をぜひ参考にして頂けると幸いです。
求人倍率の高い病院では、直接応募の方が有利です。
直接応募のみを募集していることも多いため、直接応募する気構えも必要です。
上記を実践すれば、格段にホワイトな病院と出会える可能性は高まるでしょう。
まとめ

看護師の人材紹介会社を利用することで、知らなかった病院の存在、看護師の求人情報の平均値や自身の相場を得ることができます。
また、履歴書や模擬面接で、自身の看護観や価値観なども洗練され、今後のキャリア形成を考えるうえで有意義な機会になります。
わたしが、転職活動で最重視していることは以下の3つです。
✅その場の雰囲気や流れ・遠慮心などから妥協して入職せず、自身の判断指標を明確にする
✅人気のある求人先は、直接応募する気構えも持つ
✅転職活動は人材紹介会社に一任せず、自身でも紹介された施設の情報収集を行う
転職活動する看護師の皆さんが、ホワイト病院に入職できるように祈っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ひろくま(HIROKUMA)
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