看護師の履歴書の書き方の対策を解説。成功する履歴書の作成方法

看護役立ち情報

お元気ですか??

皆さんは、入職前や転職前の履歴書はどのように記載していますか??

この記事からわかること
採用側からみる履歴書の位置づけを理解できる
履歴書の書き方の注意点や要点について理解できる
履歴書を添削する方法について理解できる
自分の履歴書に自信をもつことができる

私の前職の就職活動の時代は、100の会社に手書きの履歴書を送って、うち10社の書類選考に合格し、次の一次面接に進めるかどうかというすさまじい就職難でした。

資料請求の応募はがきも、大学の偏差値ごとに小さな色分けがあり、応募時点で足切りされてました。

もちろん、世間的に非難されて、そのような非常識な行いは、現在廃止されています。

人をバカにしているなと、今思い返してみると憤慨します。

看護師の新卒時代から、今まで何回と履歴書での書類選考や面接を行ってきました。

1度だけ給与面の折り合いがつかなかった時(約100万円)だけ不採用でしたが、それ以外は公立や市立病院に関わらず、前職での就職活動が活かされ、すべての採用試験に合格しています。

複数の人材紹介会社ですでに募集終了していると言われたケースでも、病院に直接電話で応募したい旨を看護部長に伝え、書類・面接などの選考を経て、最終的に合格しました。

わたし自身の就職活動の経験と、人事担当の友人の視点なども参考にしながら、看護師の履歴書対策について解説していきます。

採用側から見る履歴書の位置づけ

看護師の場合、新卒と既卒とで分けて考える必要があります。

新卒:面接する人数を絞り込むための手段
既卒:面接するに値するかを判断するための手段

新卒と既卒にわけて考えていきます。

新卒の書類選考(履歴書)

新卒では、看護歴のない状態です。

学校の成績以外は、ある意味で全員同じスタートラインです。

新卒は、人柄(性格)や意欲、志望先との相性などで判断されることが多いですが、履歴書で見分けることは困難です。

そのため、履歴書(書類選考)では、以下の履歴書の正しい記載方法を守られているかを重要視=丁寧に作業し見直しすれば防げるミスを予防できているかを確認しています

誤字・脱字の有無(基本的に誤字は修正せず書き直す)
✅字の丁寧さ(走り書きではなく丁寧に書いてあれば問題なし)
✅フリガナや押印忘れの有無
✅志望動機が使いまわしでなく、自分の言葉で表現できている
✅志望動機と記載内容がマッチする

誤字・脱字の有無

誤字・脱字があると、確認不足の印象や、文章力がないと判断されやすいです。

脱字は二重線で訂正したり、修正テープの使用は避け、面倒でも書き直しましょう。

最近では、手書きの履歴書でなく、パソコンで入力する方法でも可とされています。

ただ、看護師の場合、履歴書を書くのはせいぜい数枚です。

市立や都立、人気の病院では、求人倍率も高く、手書きを重要視する選考者もいます。

わたしが絶対に入職したい病院であれば、わたしは迷わず手書きで書きます。

字の丁寧さ(丁寧に記載しよう)

綺麗な字であるに越したことはありませんが、字の綺麗さはさほど重要視されません。

採用担当者に、1字ずつ丁寧に書いた印象が伝われば充分です。

走り書きなどは、すぐ伝わってしまうので避けた方が良いでしょう。

フリガナや押印忘れの有無

履歴書の漢字や住所などのフリガナや、履歴書の印鑑の押印忘れは、見直しすれば防げるミスです。

確認不足である印象を与えるため、漏れがないかを再確認しましょう。

志望動機が使いまわしでなく、自分の言葉で表現できている

志望動機がどこの病院でも使いまわせるコピペな表現は、何百人と選考してきた選考人であれば、すぐに見破ります。

ホームページなどで看護部や病院の理念・特徴を情報収集し共感や印象に残ったことについて自分の言葉で志望動機を表現することが重要です

実習先であったり、すでに先輩や知人が入職していれば、その情報を踏まえて記載するのもありです。

志望動機や自己PRともに、自分の長所だけでなく短所もあげ、結果的にその短所も長所に変えられる表現をできればベストです。

例えば「不器用な性格(短所)であるため、ノートに手順をまとめ、何度もイメージトレーニングやトレーニングを繰り返すように日々努力しています」などです。

長所だけの自慢話や、短所だけの欠点話だけにならないように、表現を工夫しましょう。

志望動機と記載内容がマッチしている

志望動機や自己PRが看護業務と関係ないことであったり、志望動機に看護観を記載していたりなど、記載内容がずれていることがあります。

文章力や思考力のない人だと判断される可能性があります。

記載欄と記載内容があっているかを再確認し、家族や友人、先生方などの第三者に最終確認してもらうとよいでしょう。

既卒の書類選考(履歴書)

既卒では、履歴書は非常に重要視されます。

新卒で見られる点は既卒では網羅していて同然ながら、さらに以下の項目をチェックされます。

看護師歴:看護師を何年・どの規模の病院で・何科で何の看護技術や看護業務を習得したか
転職歴と勤続年数:転職歴・転職の回数・勤続年数
看護師の空白時期や看護師前の職歴

それぞれについて考えていきます。

看護師歴

既卒では、勤務してきた病院の規模や病院の特徴、何の診療科で勤務し、習得してきた疾患、看護技術や看護業務、経験してきた委員会・係業務などが選考されます。

今までの職歴と志望先の病院がマッチするように、志望動機を記載することが重要です。

転職歴と勤続年数

既卒では、即戦力として考えられている一方で、志望先に対してどのような貢献ができるのかを求められます。

特に、転職歴が多い場合には、またすぐに退職してしまう可能性を懸念されたり、志望先のやり方や風土にマッチする順応性や相性などを考慮されます。

志望動機を自分の言葉で表現し、上記を払拭できるように、自身が入職してやりたい事や目指していることを示し、入職後にどのような貢献ができるのかを言語化しましょう。

どの診療科で勤務したいのか(理由も含めて)
入職してやりたい事(委員会・教育係・プリセプター・学生担当など)
入職して目指している事(スペシャリスト・ジェネラリスト・管理職) 
自己PR(自身が入職することでの志望先のメリット)

自己PRは、大げさなPRは必要なく「病棟のムードメーカーになれる」「仕事が丁寧で見本になれる」「人に教えたり自己学習の得意なので教育係になれる」などで充分です。

看護師の空白時期や看護師前の職歴

わたしの場合には、看護師歴が長く、看護師の空白時期もないため、看護師前の職歴について興味本位で軽く質問される程度です。

看護師の空白時期があったり、30~40代で新卒や看護歴が浅い場合には、看護師前の職歴について質問される可能性が高いです。

看護師を辞めてしまう可能性や、入職後にすぐ退職する可能性を払拭できるように、しっかりと事前対策を立てておきましょう。

履歴書のフォーマット選択と職務経歴書の準備

もし履歴書のフォーマットが自由であれば自分好みの履歴書を使用しましょう

例えば、趣味や資格などの欄が大きくあっても、特にアピールポイントがなければ、空白が目立つと印象が良くありません。

フォーマットによって、志望動機の欄が大きく取られていたり、本人希望欄のあるもの、趣味や資格などの記載欄が無いフォーマットなどさまざまです。

ただし、公立系や大学病院などでは、決められたフォーマットになっていることが多いため、その技は使用できません。

また、既卒では職務経歴書があると断然有利です。

職務経歴書の提出が義務付けられていなくても、自ら提出することで自己アピールにつながります。

履歴書や短く限られた面接時間だけでは、質問された内容以外にアピールするのは限界があります。

その点、職務経歴書は、自身の培ってきた委員会・係の業務、獲得してきたラダーなどを際限なく詳細にプレゼンスすることができるからです。

口下手の方ほど、職務経歴書に記載してあれば、無理に会話を広げてアピールする負担が減り、かなり面接も楽で有利になります

ぜひ、職務経歴書は提出することをお勧めします。

まとめ

履歴書の添削については人材紹介会社に依頼する方法もあります

新卒であれば新卒紹介サービス、既卒であれば人材紹介会社に依頼可能です

特に既卒であれば、履歴書も人材紹介会社が入力し、志望先に提出し事前交渉や入職者の情報伝達をしてくれる場合もあります。

あとは面接だけで済み、面接も模擬面接などで事前準備や対策も立てられます。

基本的に、看護師の書類選考(履歴書)は、面接・筆記試験などの二次面接に収まらない人数を選考=足切りするための手段です

ただ、履歴書の内容をもとに面接や小論文との整合性などをみられます。

特に、履歴書の志望動機は、しっかりと練り上げる必要があるでしょう。

一夜漬けや少ない日数で履歴書対策は、良くない結果になりやすいため、余裕のある履歴書の作成をお勧めします。

ぜひ、あなただけの履歴書作りをしてみて下さい。

この記事が、就職活動中の看護師さんに役立てば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

                             ひろくま(HIROKUMA)

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