お清めの塩は調理に使ってよい??盛り塩との違い。使用目的や由来から考察

私生活でのつぶやき

皆さん、こんにちは。お元気ですか??

先日、妻が上司の親族の葬式に出席後、会葬礼状にお清めの塩が同封されていました。

妻が「これって料理に使っていいのかな??」との一言。

ひろくま
ひろくま

いやいや、、縁起が悪いし、何となく気持ちが悪いと思いました。葬儀屋の方に聞いてみたら、まったく無知であったことが判明しましたが、とても勉強になりました。

お清めの塩の使用目的

通夜や葬儀で渡されるお清めの塩の使用目的を知っていましたか??

わたしは恥ずかしながらまったく知りませんでした💦💦

大体は、会葬礼状や香典のお返しのなかに挟まれています。

葬儀の会場から持ち帰った邪気(邪悪な気)を、自宅内に持ち帰らないようにするための、お祓い的(厄払い)な要素として使用するそうです。

なるほど、、、霊感もないのでまったく考えもしませんでした。

使用方法は、玄関前(玄関ドアの前)で自分の身体にお清めの塩を振りかけます

なお、親戚など身近な親族の葬式ではお清めの塩は振らなくてもいいそうです

お清めの塩の成分

お清めの塩は、食用に作られた塩でないため、まずおいしくありません。

また、お清めの塩によっては、乾燥材を混ぜて固まらないようにしているそうです。

一部、食塩でない粉との噂もあります。

そもそも非食品と記載されているので食するのを避けるのが無難でしょう。

清めの塩の由来

清めの塩の由来は、神道からきているそうです。

神道とは、特定の教祖や開祖を持たず、万物に神が宿ると考えで、八百万(やおろず)の神を信仰する日本発祥の多神教を指します

神道では、故人は神々の世界へ戻り、子孫を見守ると考えられています。

神葬祭(神道の葬式)は、故人を子孫の家にとどめて守護神になってもらうための儀式的な意味合いがあり、死をけがれ穢れとして考えているそうです。

葬儀に参加するとけがれが身体に移ってしまうため、その穢れを家に持ち込まないために、けがれを清めるために塩を用いるそうです。

故人がけがれの対象でなく死に寄りつく邪気をけがれとして捉えている点を誤解しないでください

ちなみに、キリスト教やイスラム教などでは、死をけがれと考えていないため、清めの塩は用いられることはないそうです。

清めの塩の使用方法

一般的な清めの塩の振りかけ方法は以下の通りです。

胸→背中→足元の順番で自分に振りかけます

身体についた塩を振りはらう

こんな少ない量で全身足りるのかなとちょっと不安かも💦

最後に、足元の塩を踏みしめてから自宅に入る

これがわりと重要らしいです。

葬儀や通夜に参加していない家族がいれば家族が振りかけるのがベストだそうです。

あと、もし家に入って気づいたらもう1回自宅外に出てからしきり直しでOKだそうです。

それでいいの本当に??

なるほど~、やり直しがきくのはありがたいです(笑)。

最近、忘れっぽくなっていますからね。

清めの塩と盛り塩の違い

それならば、最初から盛り塩を玄関前に設置していれば、清めの塩はいらないのでは??

皆さん、そう思いませんでしたか??

わたしは考えてしまいました。

ところが、両者は全く意味合いが異なります

盛り塩は、中国が由来で、いわゆる人を止めて集める招客的な要素としての縁起担ぎとして用いられていました

商人が商売繁盛のために使われていたようです。

霊的なものを払うために用いられたわけではありません

むしろ招霊効果で霊が集まってしまいじゃないか!!(怒)

ホラー映画で霊能力者が行っていた盛り塩は、パフォーマンスということになります(笑)。

どうりで昔同僚が霊が自宅に出るから、盛り塩をやってもあまり効果がないと言ってたはずです。

単なるゲン担ぎですから、、、残念。

清めの塩:邪気(けがれ)を払うための厄払い
盛り塩:縁起担ぎや厄除け(おまじない)

まったく知らなかった、、、、

皆さん、幽霊対策では、盛り塩を置くより札を貼りましょう。

自分は、破魔矢が格好いいから破魔矢にします(笑)。

お清めの塩の処分方法

もし、お清めの塩を振りかけることに抵抗があったり、使用するのを失念していたり、使用方法が分からず未使用だった場合にはどのように処理をしたら良いのでしょう??

結論。

そのまま生ごみとして捨ててOKだそうです。

一部、きれいな川に流したり、土に埋めるとの考え方や方法もありますが、かえって環境を汚す可能性があるため、そのまま捨てるのが推奨されています。

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ちなみに、盛り塩は流し台から捨てても良いそうです。

なんだか、かなり扱いが雑に感じるのは自分だけ??

まとめ

お清め塩の使用方法については地方や宗派によっても異なるようです

例えば、足元だけに振りかける場合もあるようです。

大きな葬儀では、出口のところに塩をしきつめた一角が用意され、会葬から出てくる参拝者が踏んで外に出られるように配慮された会場もあります。

キリスト教やイスラム教などでは、塩が邪気を払うという観念はないので、そもそも塩を使う風習自体がありません

ちなみに、力士が対戦前に塩をまくのは清めの塩の意味合いです。

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派手にいけ、派手に!!!派手派手だぜ~(笑)

もともとは、豊穣や豊漁を占う神事として相撲が行われていたため、取組みの前に「占いの場である土俵を神聖な場所としてとらえ、土俵に塩をまく風習ができたとされています。

決して、手足が滑らないようにという目的ではありません。

わたしはそう考えていました(笑)。

たかが塩、それど塩。

考えてみると非常に奥深いなと感じさせられました。

ぜひ皆さんも、いろいろな場所で使われている塩について考えてみてください。

意外な発見があるかもしれませんよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

                          ひろくま(HIROKUMA)

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